大森理論

OOMORI−Theory

‐ルバーA【ROLL−BAR】


僕及び僕の周囲の人の意見は”ロールバー入れても何も変んないじゃん”です。(シルビアS13及びハチロク)
でも変わる車もあるかもしれませんね。

一般的にボデー剛性が低いとフロントエンジンの場合はアンダーステアになります。サスペンションがなく、ボデーのねじれがない場合(そんなものはありませんが)単位タイヤの幅あたりの重量が重いほうのタイヤの方が滑りやすくなります。(フロントエンジン車の場合はフロントが重くタイヤサイズも前後同じなのでフロントの方が滑りやすい)
これを前後のロール剛性に差をつけることでアンダステアを消しています。(FFの後輪が持ち上がるのはこのせい)
ところがボデー剛性が低いとせっかく差をつけたロール剛性が吸収されてしまうのでまたまたアンダーステアになるのです。

と書くと始めの方の文と矛盾するので補足。
ボデーのねじれる位置が重要です。重心に対して前側であるか後ろ側でねじれるのかが重要なのです。
でも一般的には重心はフロントエンジン車の場合は前側にあってねじれるのはボデーの中央辺りがよくねじれるのでアンダステアとなります。リアのロール剛性が下がったのと同じ現象(詳細は難しいので、っていうかラジコンで説明すると良く分かるのでラジコンを良く見てください)

ここで基本のおさらい
@FR車でボデーがねじれないとき、ロールするとフロントとリアのどちらがロ
ール角が大きいでしょうか?

答え:同じ(違うと思っているひとが以外と多いので注意)

Aタイヤに垂直荷重をだんだんとかけていきました。さてこのとき荷重を2倍にするとグリップ力は何倍になるでしょうか?(常用荷重の範囲で)
ヒント:クーロンの法則(F摩擦力=μ摩擦係数×N垂直荷重)

答え:2倍以下っていうか1.5倍以下かも。

ゴムにクーロンの法則は当てはまらないのでした。
だからタイヤは太ければ太い程グリップが高いんだね。(教育テレビのお兄さん風)
っていう二つのことさえ知っていればボデー剛性及びロール剛性の関係はわかると思います。


以上

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