大森理論

OOMORI−Theory

りの研究D【DRIVING】

 今回はZの走行をビデオで撮ったので、以前もらったFD走行ビデオとの比較を行いました。
 その結果は下図にまとめてあるのでご覧ください。

 測定のポイントは縁石などの目印があるところを選んでいるだけで特にそれ以上の意味はありません。
 また、測定誤差はそれぞれの区間で0.1秒以下と思われます。全区間の合計タイムもFDドライバーのビデオ内での発言からほぼ間違いのないタイムです。
 この走行会でのFDのベストは48秒2(2002年.6月)であるので、その日の中では悪いタイムとなっています。
(特にミスはしていなかったのでタイヤがグリップしなかったと思われる)

 結果を見るとDの区間のみで0.6秒の差がついていることがわかります。
 Dの区間は約9秒しかないので少ない時間で大きく差がついていることになります。
 また、それ以外の区間では@〜Bはそれぞれ0.1〜0.2秒の差がついているのに対しCの区間ではほとんど差がありません。

 僕の予想では全体的に0.2秒つつくらい均等に遅いと思っていたのですがそうではなかったようです。
と りあえず無理矢理その差の原因を考えてみると、以下のようになりました。

 まず@と区間ですが、前回の僕は1〜2コーナがうまく走れなったのでここで0.2秒くらいロスしていると考えると、@の区間の差は運転の差であると思われます。
 実際ビデオを見ても1コーナの突っ込みがあまく、コーナ中のスキール音もFDに対しあまり出ていませんでした。

 次にAの区間は2コーナ通過速度が効いてくるので、まずここで0.1秒くらいロスしており、次に6〜7コーナではトラクションがかからず0.1秒くらいロスしているので、ここは運転とトラクション性能の差と思われます。
 ビデオでも僕がコーナ中にカウンタステアを当ててスライドを押さえているのに対しFDはほとんど修正していませんでした。

 Bの区間のストレートは7コーナ立ち上がりの影響を受けるので、ここで約0.1秒くらいロスしています。よってこの区間はトラクション性能の差と思われます。

 Cの区間は特にタイムロスはしていないので差はなし。

 最後のDの区間はちょうど14コーナの縁石上でシフトアップとなる状態だったのですが、車が安定していなかったので、その手前で6000回転シフトをしていました。よってこの部分で加速が若干鈍り0.1秒程度ロスしています。

 また最終コーナではトラクションがかからないのでやはり0.3秒くらいロスしています。ここの差は0.6秒あるので残りの0.2秒はパワー/ウェイトの差であると思われます。すなわちここはレブリミット、トラクション性能、パワーの差です。

 ところがパワーの差であれば同様に、B区間のストレートでも同様に差がつくはずなのですが、ここではトラクション性能分くらいの差しかついていません。この原因はいまいちわかりません。がストレートエンドのブレーキングのラインが随分違うので、僕のラインの方が速かった為かもしれません。

 ということでいまいち不明な点もありますが、もう少し走りこみを行いトラクション性能を改善すれば以前のFDには近づけるということがなんとなくわかってきました。
 僕としてはタイトターンや切り返しなどのフロントの重量が効いてくる部分でのタイム差が大きいだろうと予想していたのですが、この部分では負けていないようです。この部分で負けているとあまり対策がないのですが、トラクション性能であればショックを変更するという対策が残っているのでなんとかなりそうです。

 現状で考えるとFDは49秒8に対し1秒も速いタイムで走っているのでまだまだですが、残りは更なるタイヤグリップアップと、パワーアップ+秘策でなんとかしたいものです。

ではまた。 

以上!

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